インプラントとは

インプラント治療は、歯を抜いたあとに生じた咀嚼(そしゃく)機能障害を回
復するための治療(これを補綴(ほてつ)治療といいます)の一手段に過ぎま
せん。これは、入れ歯やブリッジと同様に、「噛み合わせを回復する」という
治療となります。
クリニックにおけるインプラント治療は、インプラントの撤去以外全て自費治療になります。

インプラントブリッジ入れ歯
取り外しなしなしあり
自身の歯への影響削らない大きく削る少し削る
保険適応なし適応のものもある適応のものもある
治療期間2~10ヶ月1~3ヶ月1~3ヶ月
外科処置必要不要不要

当院で使用しているインプラント

当院で使用しているインプラントの種類

当院では主に京セラ® のデンタルインプラントシステム(FINESIA)を採用して
います。
また、当院ではその他メーカーのシステムにも対応出来るよう、機材を揃えて
おります。

当院で使用しているインプラントの特徴

1ティッシュレベルインプラント

1回法手術に適したティッシュレベルインプラントは、歯槽骨とインプラント周囲組織を長期にわたって維持します。

シンプルな埋入、補綴、メインテナンスが可能であり、生物学的距離を考慮したデザインのFINESIA® ティッシュレベルインプラントは、歯周病リスクが高い患者さまに適してい
ます。

2ボーンレベル(BL)インプラント

FINESIA® ボーンレベルインプラントは、歯肉貫通部のアバットメントデザインに柔軟性をもたせることで、より自然な見た目の仕上がりが得られるデザインであり審美性が高いです。

3純国産

京セラインプラントは、徹底した品質管理を誇る野洲工場(滋賀県)で生産されています。

当院のインプラント治療の特徴

口腔外科専門医による安全かつ高度なインプラント治療

歯周病専門医によるメインテナンス、リペア

基本的にインプラントのメインテナンスは埋入した医療機関で行って頂きます
が、医療機関の閉院や通院困難等の場合、当院では他院にて埋入したインプラ
ントに対するメインテナンスも行っております(状況によってはお受けできな
い場合もあります)。
治療後インプラントの周囲が腫れたり、痛みがある場合は「インプラント周囲
疾患」の疑いがあります。炎症の程度により治療法が異なりますので、早めの
受診をお勧めいたします。

インプラント周囲疾患とは

インプラント自体はチタンからできているため、インプラントそのものが腐食
を起こしたり、破折したりすることは非常に稀です。一方で、インプラントが
清掃不良になると、インプラントを支えている周りの歯肉や顎骨が炎症を起こ
し、インプラント周囲の粘膜が腫れたり、進行すると顎骨が溶けてしまうこと
があります。
これをインプラント周囲疾患と呼び、その進行の程度によりインプラント周囲
粘膜炎とインプラント周囲炎の2つに大別されます。

  1. インプラント周囲粘膜炎
    インプラント周囲の粘膜のみに腫れや発赤がみられる場合、インプラント周囲
    粘膜炎と診断されます。インプラント周囲粘膜炎のほとんどが、インプラント
    クラウンの周囲の清掃不良が原因であるため、インプラントのクリーニングと
    抗生剤の局所・全身的投与によって改善します。
  2. インプラント周囲炎
    インプラント周囲の粘膜だけではなく、インプラントを支える周囲の骨まで炎
    症が進行し、骨の一部が吸収している(溶けてなくなっている状態)場合は、
    インプラント周囲炎と診断されます。インプラント周囲炎の場合、粘膜の炎症
    をおさえることは可能ですが、失われた骨が戻ることはありません。インプラ
    ント周囲粘膜炎と同様にインプラントのクリーニングや投薬に加え、場合によ
    っては外科的なデブライドメント(粘膜を開いて直接的に汚染したインプラン
    ト表面の清掃)を行うこともあります。あまりに骨の吸収が著しい場合には、
    インプラントを除去することもあります。
インプラント周囲粘膜炎インプラント周囲炎
炎症の程度炎症は粘膜にとどまっている歯槽骨まで炎症が拡大
症状の特徴歯肉炎と類似歯周炎とは異なる
進行が急速
手術の必要性手術の必要はない手術の必要がある

インプラント周囲疾患の治療

各種検査
CTなど各種検査後、治療計画についてインフォームドコンセント。急性症状が
ある場合は抗菌薬等の投薬を行います。
歯周基本治療
・インプラントを含めたお口の中の全体的な清掃を行います。
・症状に応じてインプラント上部構造を外し、周囲をよく清掃します。

約2週間経過観察を施行します。

約1ヶ月経過しても炎症・排膿が止まらない場合は、外科的なアプローチ(デ
ブライドメント)によるインプラント清掃を施行して行きます。

メインテナンス
インプラントの患者さまには、3ヶ月に1度の専門的メンテナンスを推奨して
おります。

インプラント周囲疾患のリスク

インプラントを支える顎骨が著しく吸収を起こすインプラント周囲炎では、外
科的なデブライドメントでは効果が得られず、やむを得ずインプラント自体を
除去せざるを得ない場合があります。
インプラント除去後、同部位へのインプラント再治療は文献的に成功率が低い
ことが報告されており、また、顎骨が不足しているため骨造成が必須となりま
す。
あまりに骨がない場合は、インプラント治療不可、代わりに義歯やブリッジな
どを使っていただくことになります。

インプラント周囲疾患の治療期間


炎症の程度にもよりますが、
インプラント除去が必要ない場合は約3ヶ月程度で治療は完了します。

インプラント周囲疾患の治療費用

他院埋入のインプラント上部構造のやり直し ¥220,000(税込)

インプラント周囲炎の再生療法
レントゲン検査(CT撮影・CT分析・術前術後の確認) ¥22,000(税込)
外科的デブライドメントおよび再生療法(骨補填材など含む)¥165,000(税込)-
合計 ¥187,000(税込)-

*上記とは別途、再診料が毎回2,200円(税込)かかります。

インプラントをご検討の方へ

当院では、カウンセリングに時間をかけ、患者さまが何を求めているのかを汲み取ることを心掛けています。
インプラント外科では外科的侵襲が伴いますので、特に説明には時間をかけご納得いただいてから治療を行うことを徹底しております。

このカウンセリングから得た患者さまの「お悩み」「ご希望」を把握し、しっかりと今の状態を検査させていただいてから、患者さまを第一に考えた治療計画を立てていきます。

医院選びで重要なこと

医療行為は人と人との付き合いです。前述したようにインプラント治療は、インプラント体を埋入し、上部構造(差し歯)をセットしてお終いではありません。
上部構造をセットしインプラントの使用を開始した日から、クリニックと患者さまとの長い二人三脚がスタートします。
施術実績のみではなく、そのクリニックをいかに信頼出来るかこそが、医院選びに一番重要と考えます。