キャンセルポリシー
当院の親知らずの抜歯は、日本口腔外科学会の専門医を招いて診療を行っており、完全予約制となっております。
もし、やむを得ない理由でご予約の変更・キャンセル等が発生する場合はお早めにお知らせください。
親知らずについて

親知らずとは
一般的に前歯から数えて8番目(最後方)の歯のことを指します。正式には『第三大臼歯』と呼ばれており、通称智歯(ちし)と呼ばれています。
親知らずの生えてくる年齢
日本人において親知らずは、9歳前後で顎骨の中で形成が始まり、一般的に10代後半~20代前半で生えてくることが多いです。諸説ありますが、親が子どもの口の中をみない時期、つまり親の知らない間に生えてくる事から「親知らず」といわれています。
親知らずと歯並び
親知らずと歯並びの関係性
大半の親知らずは正常な萌出はせず、埋伏や半埋伏状態を呈する。また親知らずは永久歯列が完成した後、一番最後に萌出するため、既に完成している歯並びを悪化させたり、親知らずの一部が異常な方向に萌出することで、噛み合わせを悪化させるリスクがあります。
矯正の際の親知らず抜歯の意味(後戻り)
矯正治療終了後に親知らずが存在する場合、親知らずの生え方によって矯正治療にて獲得した理想的な噛み合わせを変化させてしまう可能性があります。
親知らずの痛みの原因について
親知らずは歯肉に部分的に被ったままになることにより不潔になりやすく、歯肉の炎症を起こしやすい状態となってしまいます。これを智歯周囲炎(ちししゅういえん)と呼び、20歳前後の人に発生する頻度の高い疾患です。智歯周囲炎が周囲の軟組織や顎骨(がっこつ:あごの骨)に広がると顔が腫れたり、口が開きにくくなったりすることがあります。
親知らずによる症状
具体的にどのような症状がありますか
- 腫れ
- 痛み
- 頭痛
- 肩こり
- 開口障害(重症化した場合)
- 呼吸困難(重症化した場合)の症状
親知らずを抜歯する際の医院の選び方
患者さまが歯科医院を選択する基準について
口腔外科専門医が在籍、診療を行っている医療機関をおすすめいたします。医療法において標榜できる診療科に“歯科口腔外科“があります。しかし、標榜するにあたり基準等は特に明記されていない為、専門医が在籍していない場合も多々あります。
口腔外科専門医を標榜できるのは(一社)日本歯科専門医評価機構(https://jdsb.or.jp)が認定する(公社)日本口腔外科学会認定口腔外科専門医のみです。学会HPにリストが公表されています(https://www.jsoms.or.jp/public/senmon/)ので、前もって御確認頂くことも医院選びの助けになるかと考えます。
親知らずの抜歯について
抜歯すべき最適な時期と抜歯のメリット
日本人の平均歯根未完成時期である18-25歳の間の抜歯をおすすめいたします。歯根が完全に完成する前の抜歯の場合、特に下顎の親知らずを抜歯する際に生じ得る、”下歯槽神経”の知覚異常リスクを低減できる可能性があります。
※隣接する第二大臼歯や歯列全体, 顎関節への影響が予測される場合には早期介入として10歳代前半での抜歯等を行うこともあります。
親知らずを抜歯する際の流れ
- 体調の確認
- 部位の確認
- 注意事項およびリスクの確認
- 麻酔
- 施術
- 止血確認
- 終了
抜歯後の注意点(腫れ、痛み止め、その他)

- 抜歯直後抜歯後、約20分ほどガーゼ噛んで圧迫をします。その後、ガーゼは廃棄してください。適切に圧迫がされない場合、出血が持続する可能性があります。麻酔が持続しているうちに処方した痛み止めを1回分内服して頂くと、疼痛コントロールが容易になります。
- 麻酔が効いている間個人差はありますが、麻酔は2~3時間程度持続しています。この間の飲食はなるべく避けてください。麻酔の効果で感覚が鈍っているため、熱いものの飲食で火傷、口内や舌を噛んでしまう誤咬を来す可能性が
あります。 - 抜歯した日抜歯当日は、アルコールや熱い飲み物・食べ物等の刺激物は避けてください。過度なぶくぶくうがいは避け、歯磨きは抜いた部位を避けて行ってください。
- お薬は指示に従って服用してください。お薬は指示に従ってきちんと服用してください。お薬によっては組み合わせが良くない物もありますので、来院時に普段服用しているお薬をお知らせください(お薬手帳をお持ちの場合はご提示ください)。なお副作用があった場合は服用を中止してすぐに当院にご連絡ください。
- 抜いた部位は触らないでください。仮抜歯した部位は傷口がふさがるまでは、手や舌でむやみに触らないようにしてください。強いぶくぶくうがいは避けてください。抜歯した部位の治りが悪くなることがあります。(ドライソケット)
- 出血が止まらない場合抜歯後にお渡しするガーゼを抜歯した部位に当てて1時間程度強く噛み続けてください。その間の口の中に溜まる唾液は飲み込んでください。数分で口の中に一杯に血だまりができるような出血は異常です。
当院にご連絡ください。 - 腫れた場合抜歯によって、頬が腫れることがあります。腫れは生体の正常な反応です。アイスパックや濡れたタオルを当てていただくと良いです。冷やしすぎは血流が悪くなってしまい、治癒が遅延することがあります。1週間以上腫れや痛みが続く場合には、当院にご連絡ください。
抜歯後の腫れについて
抜歯後の腫れ方は患者さまそれぞれで違いがありますが、腫脹(反応性炎症)は人体における大事な防衛機構である為、腫脹を過度に恐れる必要はありません。
腫れる期間についても、患者さまそれぞれで違いはありますが、概ね1週間程度腫脹が継続します。
また、抜歯後に口が開きにくい(開口障害)、飲み込際に痛む(嚥下時痛)、経口摂取困難時は重症の歯性感染症を来している可能性がありますので、医院にご連絡ください。
親知らず抜歯でよくあるご質問

どんな時、親知らずが痛んだ、腫れたりしますか?
一般的には親知らず周囲に細菌感染をきたし、いわゆるう蝕、歯周病が増悪した場合に疼痛、腫脹が生じやすいです。また、稀ではありますが、全身疾患の症状および治療にて免疫力が低下した場合にも、より重篤化した症状をきたす可能性があります。
親知らずはなぜきちんと生えないんですか?
約50%の方の親知らずは正常に萌出されるという報告もありますが、年々日本人の顎のサイズが小型化し、智歯が萌出するスペースが低下してきていることから、正常に萌出してくる割合は低下傾向であると言えます。
親知らずがまた生えることはありますか?
低年齢時に抜歯を施行し、その際に歯胚という組織を取り残してしまった場合、経年変化にて歯牙様硬組織が発生した例はあります。
抜かないで治す方法はありますか?
急性症状をきたしている場合、抗菌薬内服による対症療法を施行する場合があります。しかし智歯周囲炎等の歯性感染症を来している場合、免疫力が低下した状態になると、症状の悪化(急性転化)を認め、より重篤化する可能性があります。そのため、一度でも炎症等の症状を認めた方には抜歯をおすすめしています。
親知らずの抜歯前の注意はありますか?
抜歯術は基本的に外来局所麻酔下で行いますが、身体的なストレスが加わる処置(手術)です。抜歯前の体調管理を徹底してください。また、有する基礎疾患の種類にて、術前からの処置や全身状態治療の一時的な延期が必要な場合もあります。
親知らずの抜歯はいくらかかりますか?
親知らずの状態にて前後しますが、投薬代等を含め保険診療で約5,000円かかる場合が一般的です。
抜けなくて途中で中止されることはありますか?
術中に生じるストレスが過多で、施術継続が困難であると判断される場合には、手術を中止中断する可能性があります。その場合、後日静脈内鎮静法等の手技を併用した上での再治療や二次医療機関での処置を計画して参ります。
親知らずの抜歯は保険治療で行えますか
16歳以降であれば基本的に保険診療にて抜歯を行うことは可能です。しかし抜歯を行う科学的理由がなく、また矯正治療に代表される自由診療のための抜歯である場合、保険診療の適応外となり、自由診療での抜歯となります。
親知らずが虫歯になると抜歯は難しいですか?
基本的に手術難易度は変わりません。


